連日の猛暑と、テレビ画面の向こうで開催されているオリンピックの熱狂。世間がどこか浮足立っている中、いつものように、ホテルの一室にチェックインした。
カードキーを差し込み、重い扉が閉まると、そこは外界から隔絶された静寂の空間だ。エアコンの冷気が、火照った肌を心地よく冷やしていく。
今日、この部屋に招いたのは、身長170cmを超えるスレンダーな彼女。モデルのように長い手足と、無駄な贅肉を一切削ぎ落とした肢体を持つ彼女は、その涼しげな見た目とは裏腹に、深い被虐の願望を秘めたリピーターの一人だ。
ユニットバスで身を清めた彼女が選んだのは、競泳水着ではない。彼女の長身を最も「露骨」に引き立てる、黒のチューブトップと、それに合わせたボトムスだ。
ホテル特有の白いシーツの上に、黒い布地がよく映える。肩からデコルテ、そして引き締まったウエストのラインが大胆に露出され、華奢な鎖骨が浮き上がるその姿は、挑発的でもあった。
シーツの上で開く脚
ベッドの上で仰向けになった彼女に、静かに命じる。「自分の手で、足首を掴んで広げてみろ」
彼女は長い脚を折り曲げ、自身の細い指で足首をロックする。元々柔軟性の高い彼女だ。抵抗なく脚は180度近くまで開かれ、その秘部が天井のダウンライトにさらされる。拘束具を使わずとも、自分の手で自分を固定させること。それは、「自ら恥ずかしい姿を晒している」という事実を突きつける、心理的な拘束だ。
その無防備な姿のまま、私は彼女と繋がった。同時に、右手で彼女の細い首を包み込む。「首を握られる」という行為は、絶対的な支配下に置かれているという「安心感」を彼女に与えるようだった。
適度な窒息感と、脚を自ら固定し続ける緊張感。 彼女の口からは、言葉にならない、絞り出すような甘い喘ぎだけが漏れ続けた。
長身ゆえのしなやかな曲線美
続いて、彼女を四つん這いにさせる。この体勢になると、彼女のプロポーションが際立つ。長く伸びた背中のライン、そこからくびれて盛り上がる腰の曲線。まるで彫刻を見ているような錯覚すら覚える。
背後から深く、リズムを刻む。私が動きを与えるたびに、その長い背骨を伝って快感の波が頭の先まで駆け上がっていくのが見て取れた。汗ばんだ肌が照明を弾き、しなやかな筋肉が躍動する。行為の激しさよりも、その動的な美しさに、私はしばし目を奪われていた。
カーテン全開露出と対岸の視線
部屋の温度は上がっていた。私は遮光カーテンを左右に大きく開け放った。真夏の午後の光が、薄暗かった部屋に容赦なく雪崩れ込む。
ビジネスホテルの窓は、往々にして向かいのビルと視線が合う距離にある。「見られるかもしれないな」そう囁くと、彼女の背中がビクリと跳ねた。
実際には距離があり、中の様子までは見えないかもしれない。だが、この「見られる可能性がある」というスリルこそが、醍醐味だ。安全な密室にいながら、精神だけが外の世界に放り出される感覚。羞恥心で顔を真っ赤に染めながらも、彼女は拒絶するどころか、さらに激しく腰をくねらせた。
見られたくない。けれど、この背徳感がたまらない。そんな矛盾した感情が、彼女の感度を限界まで引き上げていく。
圧巻のグラインド
最後は、彼女が上にまたがる騎上位へ。もはやチューブトップは汗で肌に張り付き、胸元は大きくはだけていたが、彼女はそれを直そうともしない。
彼女の腰使いは、若さに似合わず熟練していた。ただ激しく動くのではない。ゆっくりと、しかし確実に私の存在を確かめるように、重く、深く締め上げてくる。黒い布地と白い肌、そして滲む汗が混ざり合い、強烈な色気を放つ。窓から差し込む光の中で、彼女は自ら快楽を貪り、そして何度も短い絶頂を迎えた。
全てが終わった後、並んでテレビを見ていた。画面の中では、アスリートたちがメダルをかけて戦っている。先ほどまでの濃密な空気は嘘のように消え、整えられたベッドの端に腰掛け、冷たいお茶を飲みながら日本の活躍について談笑する。
窓の外は、変わらず真夏の太陽が照りつけている。日常と非日常。羞恥と開放。その境界線を自由に行き来することこそが、この遊びの最大の醍醐味なのかもしれない。







